全米オープン速報!錦織圭選手にまつわる情報(マイケルチャン、熊谷一弥など)をまとめて調べてみました
2014年9月3日 ニューヨーク
前回紹介した全米オープンテニスの続きとして、現在大躍進中の錦織圭選手ついて調べてみました。
【試合を見るには、聞くには】
※実際の試合速報動画は全米オープン動画サイトから
※日本でのテレビ中継放送はWOWOWだけのようです。今回はNHKなどでも放送しません。
※全米オープンテニス公式サイトにて動画放送を行っていますが、アメリカ在住者限定で見ることが出来ません。その為、日本で全米オープンテニスの中継は公式サイトのラジオ中継でお楽しみ下さい。
おすすめは、公式サイトで提供されている試合DATA速報ツール「Slam Tracker」で試合状況をチェックしながら、画面右上にあるラジオ放送ボタンを押すことで、実際に試合を見ている感覚で試合の進行を感じることが出来ます。
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ニューヨークのQ&A(現地在住者に質問してみよう)
●錦織圭とは?
錦織圭選手は1989年12月29日生れの男子プロテニスプレーヤー。現在24歳の若さながら2014年5月に世界ランキングのシングルで自己最高位の9位になった、日本テニス界期待のホープ。
テニスは5歳から始め、全国小学生テニス選手権などで優勝するなど実績を積み、2003年に米国のニック・ボロテリー・テニスアカデミーにテニス留学をしている。現在も、米国を中心に活動している。
近年の日本男子テニス界において世界TOP100をきる選手は、松岡修三以来出てこなかったが、その松岡をも超えるポテンシャルと実績を残し、現在世界のTOPを狙える若手選手の一人として期待されています。
プレースタイルは右利きの両手バックハンドで、フォア、バックともに攻撃的なストロークを打つことができるのが特徴。身長は177cmとテニス選手としては高くない為、現在のサービス主体のテニス界において、リターンと安定したストロークを武器に活躍しています。
更に詳しいプロフィールは錦織圭選手の公式サイトをご覧ください。
http://keinishikori.com/profile_jpn/index.html
錦織圭公式サイト
http://www.keinishikori.com/
ブログページ
http://blog.keinishikori.com/
●マイケル・チャンとは?
現在、錦織圭選手のコーチは2人いて、そのうちの一人。1989年の全仏オープンの男子シングルスを17歳3か月の史上最年少優勝した偉大なテニス選手です。
台湾系アメリカ人で、錦織選手のように身長175cmと小柄な体格ながら、シングルス自己最高ランキングは2位、ATPツアー通算34勝を挙げている。その経験を吸収したいと錦織選手自身からコーチの依頼をしたそうです。
現役のころのマイケルチャンは、ストロークはトップスピンフォアと、両手バックハンドというテニススタイルで、どちらもそれほど攻撃的なストロークでは無かったと記憶していますが、ここぞという場面のサービスリターンや、どんなボールにも食らいつく世界最高のフットワークで世界のTOPにぼりつめた、当時でも稀有なテニス選手でした。
マイケルチャンの活躍した時代はビックサーバーの代名詞ボリスベッカーやボレーの貴公子ステファンエドバーグなど、どちらかというとサーブアンドボレーが流行の時代で、その対比としてマイケルチャンやアンドレアガシがいたという、テニスを見る方からすると良い時代でした。
現在はオールラウンダーが主流で、錦織選手もストローカーですが、サーブやボレーもしっかりと出来ないとトップで活躍するのは厳しい時代だと思います。
ただ、マイケルチャンのアドバイスが大きいらしく、最近の錦織選手はマイケルチャン無しでは語れないほど影響力があるようです。
<参考>
マイケル・チャンが錦織圭に授けようとしているもの
http://bylines.news.yahoo.co.jp/akiyamahidehiro/20140126-00031998/
マイケル・チャンと松岡修造が語る、錦織圭の未来
http://sportiva.shueisha.co.jp/clm/otherballgame/2014/05/28/post_287/
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ニューヨークのQ&A(現地在住者に質問してみよう)
●熊谷一弥(くまがや いちや)とは?
1890年生まれの日本人男子テニスプレーヤー。日本テニス界において、硬式テニスを普及させた第一人者清水善造と並び、当時のトッププレーヤーとして活躍した。1981年に全米選手権(現在の全米オープン)で、日本人初のベスト4進出を果たしたことでも有名。
今回、全米オープンベスト8に進出した錦織圭選手が次の試合に勝てば、96年ぶり熊谷一弥の記録に並ぶ快挙となる。
●全米オープンベスト16の試合について
今回も、全米オープン公式サイトで提供されているSlam Trackerを使って簡単に、ベスト16の試合を振りかえってみたいと思います。
ちなみに、Slam Trackerとは、各試合のサービスキープ率や、リターン率、エラー率など数字で見ることが出来て、実際の試合結果との関係性などを見ることが出来るツールです。
日本からはWOWOW以外では全米オープンの試合が見られないので、このサービスをチェックしながらラジオ放送を聞くのが良いでしょう!
http://www.usopen.org/en_US/slamtracker/
今回の全米オープンベスト16の対戦相手はミロシュ・ラオニッチ(カナダ)。
次世代を担う若手2人の対戦でした。
結果は、セットカウント3-2のフルセットで錦織圭選手が勝ちました。
毎セットギリギリの戦いで、特に第2、第3セットはタイブレークで1セットづつ取り合う展開に。セットカウント1-2から2セット連取で逆転勝ちをすることができたのは、下記細かい試合DATAを見るとわかりますが、後半からファーストサービスとウィナー以外の数値が上がってきたことが理由です。
それにしても、ラオニッチ選手のDATAをみるとウィナーの数とエラーの数がすごいです!一方錦織圭選手はエラーの数が少ないのと、ブレーク率は低いですが、肝心な所でブレークできたところが勝てた要因でしょうか。
以上、全米オープンで活躍中の錦織圭選手に関する情報をまとめてみました。
今回の活躍で、錦織圭選手に注目するようになって全米オープンテニスを見るようなった人も、少し事前知識を入れてから見るとさらにおもしろく見ることができると思います。
そして、一番は現地に行って生の試合を見ることです。
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