ドバイ空飛ぶタクシーに加え、警官もパトカーもロボットに|現地在住者に様子を聞いてみた
2016年10月に世界では初となる「ブロックチェーン年再編計画」を発表したことで知られるアラブ首長国連邦(UAE)を構成する首長国ドバイは、積極的な都市のテクノロジー化を推進しており、日本でもドバイに対して未来都市化しているイメージをもつ人も多くいるのではないだろうか。その例として、空飛ぶタクシーを連想させる「一人乗りドローン」や、治安維持のロボット化に向けた「自動運転無人パトカー」などは耳に新しい。
そこで、今回現地に住むロコに、都市へのテクノロジー導入の実感や、現地の様子についてご回答いただいた。都市の未来化の先頭を走るドバイの現状はどうなっているのだろうか、生の声をまとめました。
ドバイ概要
国:アラブ首長国連邦
人口:約244万人
面積:4,114㎢
言語:アラビア語
「ドバイ」とは厳密に言うと、アラブ首長国連邦を構成する首長国であり、「ドバイ首長国」とその首都である「ドバイ市」を指している。そのため、国際的には国を構成する首長国のため「国」ではないが、勘違いしている人も多い。GDPに占める産油産業の割合が2%に満たないことから、「原油に依存しない国」づくりを推進し、観光業や金融に加え、製造・建設業、貿易などが経済を支えている。労働者人口を大部分が周辺国の外国人労働者であり、中東国の中で特出した存在感を示している。
現地在住者が語る「未来都市」ドバイの様子
ナツさん▶︎ https://locotabi.jp/loco/n_725_s
基本属性:女性/20代
居住地:アラブ首長国連邦
現地在住歴:2016年9月から
使える言語:日本語、英語少々
職業・所属:会社員
ドバイはメトロが無人の自動運転で、駅には自動販売機型のスーパー?がありタッチ一つで食料品等を自宅へ届けてくれる機械があります。(利用している人は見たこと有りませんが) 。またドローンはおもちゃ屋等に色々な種類があり家の近くをドローンが飛んでるのをよく見ます。
Haeundaeblueさん▶︎ https://locotabi.jp/loco/haeundaeblue
基本属性:男性/40代
居住地:ドバイ/アラブ首長国連邦
現地在住歴:2015年4月から
職業・所属:日本企業中東支店駐在
得意分野:UAEの観光/ビジネス、カタールの観光/ビジネス
正直、ドバイは新しいもの好きな都市なので、こういうものをセンセーショナルに導入することが多いですが、計画通りには普及しないことが多いです。 また、高温/砂漠という環境条件で、精密電子機器の耐久性も相当必要です。
コンパクトな都市国家で、首長制の決断が早いところですので、ものによっては普及が早く、年々新しいテクノロジーで行政の電子化は日本などに比べ進んでいるというのが、住んでいる立場としては感じます。 テロ対策や外国人の防犯管理などに力を入れているようです。
アヤさん▶︎ https://locotabi.jp/loco/mayu15652000
基本属性:女性/30代
居住地:ドバイ
現地在住歴:2010年から
使える言語:英語
職業・所属:現地企業勤務
全自動運転自動車や空を飛ぶ自動車、車で90〜120分かかるドバイーアブダビ間を数十分で移動できる乗り物など、確かにメディアで大々的に発表されていますが、こういった大掛かりなプロジェクトは工期が遅れたり、当初の内容から多少、または大きく内容が変わったり、プロジェクトがいつの間にかなくなったりということもドバイでは珍しくないのがドバイです。
ただ実際に完成しているものも確かにありますので、私としては期待半分、神のみぞ知る、というような感覚です。
ロコの回答一覧をみる▶︎ https://locotabi.jp/mypage/questions/6476
まとめ
国家や都市として、大多数が利用するインフラを変貌させて行くことは、世界レベルの大型プロジェクトと言えるかもしれません。このプロジェクトは少なくとも「原油に依存しない国」を実現するために、確実に一歩ずつ前進していると言えるでしょう。同時に、世界中にテクノロジー利用のモデルを提供して行くことになるドバイ。その恩威を受ける国として日本も例外ではなく、もしかしたら近い未来、東京の空を飛んで会社に向かっているかもしれませんね。
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