【ロコインタビュー】あの風景を、いつでもあなたの心と手元に。プロフォトグラファーMoeさんが届ける、とっておきのロンドンの思い出
2019年12月17日 ロコ活海外在住日本人インタビューロンドン
ロコタビは、ロコ(海外在住日本人)が旅のお手伝いをしてくれるサービスです。観光案内やビジネス通訳、食事のアテンドに現地でのサポートなど、あなたが旅先でしたいことをオーダーメイドにお願いできます。
今回は、ロンドンでポートレートフォトグラファーとして活躍されているMoeさんへのインタビュー。Moeさんが撮影した写真には、ロンドンの街を存分に楽しんでいるユーザーさんの笑顔が咲き誇ります。そんな素敵な写真を届けてくれるMoeさんに、ロンドンに住むようになった理由やロコとして活動を始めたきっかけなどをうかがいました。
憧れのフォトグラファーの作品が生まれる空気を味わいたくて、ロンドンへ
—— はじめに、ロンドンに住むようになったきっかけを教えてください。
憧れのフォトグラファーがロンドン近郊のサリー州出身で、どんな空気の中で作品が生まれてきたのかを実際に見て肌で感じたかったからです。
—— そのかたのお名前は?
世界各国で読まれるファッション雑誌『VOGUE』でも活躍している世界的フォトグラファー ティム・ウォーカーです。私は彼の作品の世界観が本当に好きで好きで……。だからロンドンの大学院へ進学し、フォトグラフィーの勉強を現地で始めました。
—— 憧れの人の作品が生みだされた空気を味わいたいという理由で、ロンドンに行くとは。すごい行動力!
最初は憧れの人がきっかけでロンドンに来ましたが、住んでいるうちにこの街に魅了されて、気づけば4年目です。
仕事の方向性決めの参考として始めた、ロコタビ
—— 現在は、ロンドンでフォトグラファーとして活動されているとうかがっています。
はい。観光やハネムーンでロンドンに来られた日本人のお客さまの撮影をメインに、ポートレートフォトグラファーとして活動をしています。また、現地に駐在されているかたのお子さんの誕生日や、帰国前の記念撮影なども引き受けてきました。
—— 大学院を卒業してすぐ、仕事が舞い込んできたのでしょうか?
写真だけでやっていけるようになったなと感じるのは、今年に入ってからです。だから大学院卒業後は、アルバイトを含めいろんなことに挑戦しながら、仕事の方向性を模索していました。その模索のなかで、ロコタビにも登録したんです。
—— どのようなルートで、ロコタビを知ったのでしょうか?
知り合いの紹介だったと思います。その時期はとにかく仕事の方向性に悩んでいたので、“物は試し”という感覚で登録をしました。
—— ロコタビは知人の紹介だったとのことですが、日本からロンドンへ行く際、現地にお知り合いは?
イギリスへ渡った最初のころは、知り合いもおらず、1人でした。ただ、大学院やバイト先でたくさんのすてきな人と出会えたから、今はその人たちの力も借りながらフォトグラファーとしての仕事ができていると思っています。
—— ちなみに、“物は試し”で始めたロコタビは、仕事の方向性決めの参考になりましたか?
登録して1年くらいは、依頼がほとんどありませんでした(笑)。ただ、2年目以降から依頼がきはじめて、うれしいことに長文の口コミもいただけるようになったんです。それから依頼が増えていきましたね。
—— ロコタビでは、どんな依頼が多いのでしょうか?
依頼がきはじめた当初は、現地の案内がメインでした。また職業柄、アーティストやフォトグラファーなどアート系のお客さまから、ギャラリーやエージェントを回りたいという依頼も多いですね。他には、ビジネスの視察にも同行したことがあります。ロコタビでは、割と幅広くいろんなことに挑戦させてもらっていますよ。
—— ポートレートフォトグラファーへの依頼はありましたか?
もちろんあります! 私が持っているカメラでの本格的な撮影はもちろん、お客さまがお持ちのスマホやカメラでの撮影にもお応えしてきました。
—— 自分のスマホやカメラだと、そこまで緊張せずに撮ってもらえそうです!
あくまで私がロコタビで届けたいのは、ロンドンの楽しい思い出なんです。だから最優先に考えるのは、お客さまがロンドンでどんな時間を過ごしたいと思っているのか。その時間のなかに、自分では撮れないプロによる写真をプラスすることで、より現地での時間を有意義に過ごしてもらえたらうれしいですよね。
また撮影だけでなく、ロンドンのおすすめフォトスポットもご案内しています。
—— どんなスポットがおすすめですか?
タワーブリッジやビッグベンのようなロンドンのアイコン的スポットもすてきですが、個人的にはレンガの軒並みや、メインストリー
私も撮影の仕事とは関係なく、よくこの街並みの中を歩きますが、レンガ造りの家やタイル張りのパブなどが並ぶ風景を見ていると心が穏やかになります。
—— Moeさんが愛している風景だからこそ、すてきな写真が撮れるのかもしれませんね。
写真は、旅の思い出を鮮明に呼び起こしてくれる
—— Moeさんは通常のロコタビだけでなく、カメラマンロコに特化したトラベロコフォトにも登録されています。やはりこれからは、ロコタビでもポートレートフォトグラファーとしての活動を中心にされていく予定なのでしょうか?
いえ。これからも写真以外のさまざまな依頼もお引き受けするつもりです。とにかく私がロコ活動で大切にしたいのは、ロンドンの魅力をお客さまと共有すること。その魅力の共有に、あとでいつでも振り返られる写真をプラスできるのが、私ならではのサービスだと思っています。
—— 普通の観光でも、プロの写真で思い出を気軽に振り返られるって、贅沢ですよね。
私も実はヨーロッパのある国に観光した際、ロコタビを使ったんですよ。そのときロコさんに、おすすめの絶
今はスマホで気軽に誰もが写真を撮れる時代です。インカメラもあるので、セルフィーだって簡単に撮れます。ただ誰かに撮ってもらうことで、絶対に自分の手では撮れなかった景色が残ると思うんです。その自分では残せないとっておきの1枚をプロフォトグラファーがお手伝いすることで、旅の思い出がより鮮明に呼び起こされるんじゃないかと。
—— 私も一人旅をすることが多くて、写真は自分が写っていないものばかりだったのですが、誰かに撮ってもらうのもめちゃくちゃありだなと思いました。だからロンドンに行くことがあったら、Moeさんよろしくお願いします!
はい、ぜひ! 楽しくロンドンを歩きましょう!
—— 最後に、これからロコとしてロコタビを使ってみようかなと思っている人に、アドバイスをお願いします。
まずは登録してみることが、第一歩だと思います。私も初めて登録するときは「私にできるのかな」と少し悩みましたが、今こうやって依頼をもらえるようになっているので。
また実際に依頼を受けた際は、お客さまが要望する以上の体験を提供できるよう心がけています。事前のやりとりはもちろん、当日お会いしてからもお客さまの要望をこまめに聞きとりつつ、提案を小出しにする。もちろんその提案を採用するかどうかはお客さましだいですが、きっとその人のことを思ってしたことは相手にも伝わるはずです。
また、お客さまの人柄を知ろうとする姿勢も大切だと思います。人柄を知れば、提案内容がよりその人のためのものになりますよね。きっとそういうサービスを続けていくうちに、ロコの活動が楽しくなってくるのではないでしょうか。
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<Moeさんのインタビューを終えて>
実は、Moeさんをインタビューするまで、個人旅行でプロの写真をお願いするという感覚がイマイチ理解できなかった私。しかし自撮りや風景だけの写真にはない記憶との深いリンクが、誰かに撮ってもらった写真にあるのではと、Moeさんの話を聞いて感じました。
Moeさんはプロのフォトグラファーで、しかも人物を被写体にするポートレート専門のかたです。そんなプロに、海外での思い出を切り取ってもらえるチャンスはなかなかないのではないでしょうか。ロンドンでとっておきの思い出を残したいかたはぜひ、Moeさんに相談してみては?
Moeさんは通常のロコタビページだけでなく、料金がパッケージ化され、フォトブックもついてくるトラベロコフォトにも登録されているので、ロンドンに行く目的や写真を撮ってもらうシーンに合わせて依頼してみてくださいね。
<インタビュー・文=クリス(@qris_)>
Moeさんのロコページ
▶(通常のロコタビページ)https://locotabi.jp/loco/moe430
▶(トラベロコフォトページ)https://traveloco.photo/photographers/moe430
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