マレーシアを訪れたら必ず食べたいマレーシア料理11選
2016年5月26日 マレーシア
Selamat datang ke Malaysia! (マレーシアへようこそ!)
マレーシアは主要3民族が共存している国。内訳は中華系(25%)の他、食にタブーがある
・マレー系(65%):イスラム教は豚が不浄の為タブー
・インド系(7%):ヒンドゥー教は牛が神聖なものの為タブー
となっています。その為、鶏肉、魚介類、野菜や果物を多く見かけます。また、ひとつの国にいながら3系統の食べ物を食べられる国でもあるので “Sudah makan?” (「もう食べた?」) が挨拶代わり。
スパイシーでこってりした料理も多いですが、米が主食で煮る食物もあるので比較的食べやすいものも多いです。ナイトマーケットやモーニングマーケットや屋台で安く食べられる、そんなご当地グルメを紹介したいと思います。
目次
- ラクサ (Laksa)
- ナシチャンプル (Nasi Campul)
- ナシクラブ (Nasi Kerabu)
- ナシレマ (Nasi Lemak)
- アパムバリック (Apam balk)
- クラブ (Kerabu)
- ケロポク (Keropok)
- サテ (Sate)
- 釀豆腐 (Yong Tau Foo)
- ロッティ (Roti)
- テタリック (Teh Tarik)
1. ラクサ (Laksa)
こちらに来て、筆者1番のお気に入りの麺料理です。カレーラクサ(Curry Laksa)とアサムラクサ(Asam Laksa)の2系統があります。前者は鶏やエビの出汁のココナツカレー味でニョニャラクサもこちらの系統です。後者は魚ベースの酸味が効いた赤いスープで、クアラルンプールで売られているラクサはこちらが多いです。
また、土地により味や具が異なり、海沿いですと魚等海産物の具や出しを使うところ多く、お店により味付も変わるので違いを楽しんではいかがでしょうか。
2. ナシチャンプル (Nasi Campul)
(マレーシア語でNasiはお米、Campulは混ざっている、中国語・経済飯、タミル語・Nasi Kandar)
平皿にご飯とおかずを載せたあとに会計する方式で、地元色が強いレストランに多いです。マレー系、中華系、インド系の3つの系統があり、どの系統かは店名で判断できます。マレーシアのお米はタイ米が使われていることが多く、ご飯を平らにしてその上におかずを置くのが地元流です。
海沿いなら海産物がおかずになることが多く、中華系とインド系ならベジタリアンメニューも置いてあり、中華系は「素」という表記がされてます。
3. ナシクラブ (Nasi Kerabu)
半島東海岸の郷土料理でチョウマメという植物で青く染めたご飯で、見た目の鮮やかさに圧倒されます。
付合せで生もやしやピーナツが多く使われ、ナシチャンプル屋にあることもあるので、あった際はぜひお試し下さいませ。
4. ナシレマ (Nasi Lemak)
マレーシアの朝食の定番。Lemakは脂肪という意味で、ご飯を炊く際に使うココナッツミルクを指します。ココナッツミルクで炊いたご飯に、
・サンバル(Sambal)
・ピーナツ(Kacang tanah)
・きゅうり(Timun)
・卵(Telur)
が付いているのが基本です。ナシチャンプル同様おかずで、マレー系、中華系、インド系に分かれ(マレー系が多い)、持ち帰りの基本セットはバナナの葉とピラミッド型の紙に包まれて売られています。
5. アパムバリック (Apam balk)
マレーシア板パンケーキ。薄くクリスビーな生地とパンケーキ状の2種類があり、前者が白糖、黒糖とピーナツが主で、後者は前者の他、
・黒もち米(Puluh hitan)
・甘いトウモロコシ(Jagung)
が具に使われます。
後者は一つ丸々食べるとお腹にたまりますが、カット済のものも売られているので気軽に楽しめます。
6. クラブ (Kerabu)
マレー系のサラダ。野菜と甘辛いソースで和えたもので、青パパイヤ(Betik hijau)や青マンゴー(Mangga)メインのものがナシチャンプルのおかずとしてよく使われます。
マレーシアの料理であまりみかけない生野菜料理なので、生野菜が恋しくなったらお勧めです。尚、マレーシアの衛生はよく、筆者は今迄生野菜やカットフルーツで当たってないのでご安心を。
7. ケロポク (Keropok)
マレーシア版魚揚せんべい。魚、えび等海産物を混ぜ込んだ生地を揚げたもので、
・団子状のもの
・花
・薄いもの
・丸太状にしたものをねじって切ったもの
等色々な形があり、薄いもので揚げる前のものはスーパーでも売られているので、おみやげにも最適です。
8. サテ (Sate)
串刺肉。鶏(Sate Ayam)、牛(Sate Daging)、山羊(Sate Kambing)とあり、味はついていますが、甘辛ピーナツタレを付けて食べるのがマレーシア流。
1本からでも買えるお店もありますが、5本や10本単位でまとめて売られていることが多いです。但し、日本とは違い肉があるのは串先だけなのでこれだけでお腹がいっぱいになることはないのでご安心を。
9. 釀豆腐 (Yong Tau Foo)
マレーシアにもいる中国客家の料理で、肉や魚のすり身を野菜に詰めたものや、それらの団子を魚介類ベースのおでんのだしとほとんど同じ味がするだしで煮込んだもの。
味はおでんそのものですが、そこはマレーシアということで甘辛いソースがつけあわせで出てきます。
10. ロッティ (Roti)
インド系の料理で生地をこねて焼いたもの。
・パンケーキ状(Roti Canai)
・クレープ状(Roti tosai)
・薄いクリスピー状(Roti tisu)
があり、パンケーキ状のものはインドカレーや肉等おかずと一緒のことが多く、クリスピー状のものは甘いものと食べられることもあります。
Roti tisuは大体長さが50cmくらいですが、お店によっては1m近くになるものもあり、話のタネにおすすめです。
11. テタリック (Teh Tarik)
インド系ミルクティーです。お客様に出す際に泡を含めた状態で提供するので、仕込みの際に高い所からコップに入れるのが特徴で、それを競うコンテストもあるくらいです。
味と仕込の様子という視覚と味覚の両方で楽しめるので、ロティを注文された際にお勧めです。味はミルクと砂糖のみでスパイスは入ってないので、スパイスが苦手な方にもお勧めです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マレーシアは一つの国にいながら、3系統の料理が楽しめる国です。マレーシアは屋台が街中にもあるので、気軽に楽しめます。
それでは Mari kita makan! (食べよう!)
筆者プロフィール
2015年4月来馬。海外在住・海外勤務経験をつけるべく来ました。
今まで行った場所プルヘンティアン島、クアラトレンガヌ、タマンネガラ、イポー、キャメロンハイランド、マラッカ、ペナン、コタバル。その他、ハジャイ、ホアヒン、バンコク(タイ)、シンガポール、バタム島(インドネシア)に行ったことがあるので、その情報も提供できます。
また、買い物に困らない程度のマレーシア語とインドネシア語も話せるのでお気軽に連絡下さいませ。