» » ハノイとホーチミンのどっちに行くか迷った時の比較ポイント3つ

ハノイとホーチミンのどっちに行くか迷った時の比較ポイント3つ

2016年5月10日 ベトナム

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

最近何かと注目を集めているベトナムですが、ベトナムという地名を聞いて皆さんはどこを想像しますか?首都のハノイ、商業都市そしてベトナム戦争終結の地であるホーチミン、ベトナム初心者であればこの2大都市が真っ先に浮かぶことでしょう。

では、そんなハノイとホーチミン、どちらに行く方が良いのでしょうか?それぞれの都市の魅力を有名な観光施設を比較しながら検証してみましょう。

目次

  1. それぞれの定番の観光スポット
  2. 観光名所対決
  3. 教会対決
  4. オペラハウス対決
  5. 結局どちらに行けば良いのか?

まずは、比較をするのではなくハノイにもホーチミンにもあるベトナム観光ではメジャーなところとなる施設をご紹介しましょう。

ハノイもホーチミンも観光名所としてメジャーなものとしてベトナム戦争の記念館、民族博物館といった建物があります。特に戦争記念館は近代史の中で唯一戦争でアメリカに勝った国だからかもしれませんが、撃墜した戦闘機、ヘリコプター、爆撃機、さらに戦車といった機材が大量に展示されています。展示されている写真や絵の中には戦争の悲惨さを今に伝えるちょっと目を背けたくなるようなものもありますが、ほんの50年ほど前に実際にこの地で起こっていたこととして学ぶことも多いと思います。

1. 観光名所対決

訪問先としての1番の魅力は、古くからの観光名所や新しい観光名所を訪問して回ることではないでしょうか?そこで、まずはハノイとホーチミンそれぞれの目玉となるような観光名所を比較してみましょう。

ハノイ:『タンロン遺跡』

2010年に世界遺産にも登録をされたタンロン遺跡は新しいハノイの見所の1つだと思います。ここは2003年に発掘されていたにもかかわらず、発見された場所が軍関係の施設内であったため長く一般の立ち入り自体が禁止されていた場所で遺跡の一部はいまでも立ち入りできない場所にあります。

ホーチミン:『統一会堂』

ここは元々南ベトナム政府の大統領府および官邸として使用されていたところで、1975年4月30日に北ベトナム軍の戦車がこの大統領府内の敷地に突入することでベトナム戦争が終結をした場所になります。現在はその名前を統一会堂とかえて有料で一般公開されている場所になります。

2. 教会対決

フランスの統治下にあった影響かベトナム人の約20%ほどがキリスト教を信仰しています。そのせいか、ハノイとホーチミンにはそれぞれ大きな代表的な教会があります。それではそれぞれを比較にしてみましょう

ハノイ大聖堂(聖ジョセフ教会)

1886年にフランスのノートルダム教会を手本に建造された教会です。サイゴン大教会と異なり外観は歴史を刻んできたままに黒ずんでおり、景観から否が応でも歴史の重さを感じさせます。教会内から見ると窓にはめられている色とりどりのステンドグラスが、幻想的な雰囲気をさらに強めてくれます。

サイゴン大教会

1863年から1880年にかけて建造されたネオ・ゴシック様式の教会です。壁はレンガがむき出しになっているため赤茶けており、南国特有のキツイ日差しと空の青色に非常に映える景観を持っています。ただ、近年の都市開発のためか周りに高い高層ビルも立ち並んできていることから、写真撮影の際にはそういったビルが映らないように調整をする必要があります。また、結婚記念の写真撮影が頻繁に行われている定番のスポットでもあるので、休日ともなると結婚前のカップルがサイゴン大教会をバックにそこら中で記念撮影をしているのもある意味名物の一つです。

3. オペラハウス対決

こちらもフランス統治下にあった影響でハノイにもホーチミンにも非常に立派なオペラハウスがあります。それぞれ正式な名称は『オペラハウス』ではありませんが、タクシーでも「オペラハウスに行ってください」と言えば通じるくらい生活の中に浸透しています。そこで最後にこのオペラハウスを比較してみましょう。

ハノイ大劇場

1911年に約10年の歳月をかけてファランスの植民地政府により建築された建物で、1945年8月19日にこの劇場の2階バルコニーからベトナムの独立を呼びかけたホーチミン師が演説をしたと言われている建物になります。外観はかなり大きく見えますが座席数は600席ほどで、大理石のロビーや賓客をもてなすための『鏡の間』と言った内部の装飾にかなり力が入れられている建物だと言えます。

ホーチミン市民劇場

1897年に建築され、南ベトナム共和国時代の1956年以降は下院議員の議場として約20年使用されていましたが、戦争終結後の1975年からは再び劇場として使用されている歴史がある建物になります。一時は座席数1,800席とかなり大規模な大きさを誇っておりましたが、現在はハノイ大劇場よりも少なく500席ぐらいで、外観的にも少し小さな印象を受ける建物になります。

4. 結局どちらに行けば良いのか?

ハノイもホーチミンもそれぞれがそれぞれに良いところを持っています。ただ、またここでご紹介した施設は何度かの改修工事は実施されていますが、奇跡的にベトナム戦争の影響を受けておらず、建築時の面影を今に伝えています。そのような中からどちらかを選ぶとなると、、、結局は個人の好みに頼るしか方法がないかもしれません。歴史の重みを感じることができるハノイか?都市化の進んだ中に佇み古い時代と新しい街並みを感じることができるホーチミンか?

一番良いのはどちらも訪れて、自分で街並みを比較してみることかもしれません。

筆者プロフィール

さとさん
さとさん

初めまして、ベトナム在住7年目(ハノイ4年、ホーチミン3年目)に突入です。嫁がタイ人なので、タイのこともある程度はカバーできる??

筆者をもっと詳しく知る

ロコタビに無料登録する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ロコタビブログのトップに戻る