【ユーザーインタビュー】国を越えた路線マニア同士の交流を円滑にしてくれた、ロコさんの通訳サポート
2019年5月15日 ビジネス利用ユーザーインタビューロンドン
ロコタビは、海外在住日本人(ロコ)が旅のお手伝いをしてくれるサービスです。観光案内や、ビジネス通訳、食事シーンなどのサポートなど、自分のしたいことを自由にロコにお願いできます。
今回インタビューにご協力いただいたのは、デイリーポータルZなどのさまざまなメディアで活躍し、『たのしい路線図』(グラフィック社)などの著書を執筆されている、フリーライターの西村まさゆきさん(Twitter:@tokyo26)。
ロンドンでの取材が決まったものの英語に不安を覚えていた西村さんは、通訳をお願いするためロコタビを利用することに。実際にロコさんに通訳をお願いしてみたところ、取材以外の時間も有意義に過ごせたそうです。西村さんが体験したロコさんの通訳スキル、そしてロンドンでどんな時間を過ごしたのかについて詳しくうかがいました。
<西村まさゆきさんのロコタビ利用計画>
利用都市:ロンドン
利用目的:取材・インタビュー
依頼概要:取材時の通訳
今回依頼したロコさん:London-Guideさん
わかる英会話は「Exactly」。憧れの人と語るには、通訳が必要だった
―― ロコタビを利用されたのは、“お仕事で”とうかがいました。
「路線図の聖地ロンドンで、路線図マニアと路線図について語る」という記事を執筆するにあたり、路線図鑑賞業界で伝説となっている書籍『Transit Maps of the World(トランジットマップ オブ ザ ワールド)』の著者 マーク・オーブンデンさんへのインタビューが決まりました。
しかし、僕は「Exactly」しか会話を聞き取れないくらい英語ができません。だからインタビューを円滑に進められるよう、ロコタビで通訳さんを探しました。
―― 通訳サービスは他にもあるなかで、なぜロコタビを?
主に費用面で選びました。通訳コーディネーターにお願いしようとも考えたのですが、結構高額だったんですよ。今回は日本からイギリスへの渡航費もあり、予算も限られていましたし…。「なんかいい通訳のサービスがないかな」とWEBで検索したところ、金額的にも負担にならずに、かつ現地在住の日本人によるサービスが受けられるロコタビを見つけました。
―― 今回はLondon-Guideさんへ依頼されたとのことですが、選んだ際に惹かれたポイントはあったのでしょうか?
「ロンドン 通訳」で検索して、ヒットした人のなかのお一人でした。他の方とはちょっと都合が合わなかったのですが、London-Guideさんは事前の打ち合わせを含め取材に3~4時間ご協力いただけるとおっしゃってくれたので、お願いしました。
通訳スキルの高さ、現地在住の人だからこその情報量に驚く
―― London-Guideさんの通訳はいかがでしたか?
素晴らしかったです。聞きたかったことはきちんと聞けましたし、言葉が通じないながらもオーブンデンさんとのコミュニケーションも取れました。
以前、別の仕事で通訳をお願いしたこともあったのですが、スムーズな会話ができなかったんですよね。London-Guideさんは、コミュニケーションを楽しむ余力を与えてくれるというか、通訳に慣れているなと感じました。
―― 路線図というニッチな話も、きちんと伝えてくれましたか?
路線図自体は基本的に見る趣味ですし、誰にとっても身近なものなので、そこまで難しい話ではないんです。
ただ、日本の路線図について話す際、“参勤交代”や“五街道”といったワードを、取材中に出したんですよ。London-Guideさんは、普通なら海外の方にとって理解が難しい日本の歴史ワードを、オーブンデンさんにわかりやすく伝えてくれました。ここはやはり、日本の歴史や文化も知ったうえで、英語でわかりやすく伝える技術を持っている人だからこそできたことなのかなと思います。
―― 西村さんは、オーブンデンさんの著書のファンでもありますよね? となると、話が弾んでしまって通訳がリアルタイムで追いつかないみたいなことはありませんでしたか?
お互いの話を一旦聞いてから、丁寧に相手へ伝えてくださったので、話している内容もしっかり理解できました。また、お互いの言語がわからないなりにも盛りあがっているところは肌で感じられたので、インタビューは和やかに進んだんじゃないかなと思っています。
―― ちなみにロコさんには、インタビュー前の打ち合わせから参加してもらったんですよね?
インタビュー前の打ち合わせはもちろん、現地のお話を聞かせてもらったり、観光地を案内してもらったりしました。
今回の取材は、市場だったところを観光地化したコヴェント・ガーデンでしたんです。ここを時間内で案内してもらって。それと地下鉄博物館は一緒に見ていただいて、ロンドンの地下鉄事情についても教えていただきました。あとは、「イギリスの本当にまずい食べ物」を教えてもらいましたね(笑)。
―― まずいもの、ですか?
うなぎの料理らしいんですが、とにかくまずいと(笑)。うなぎの食べ方に関しては、日本のほうが上だとおっしゃっていましたね。一緒にイギリスへ行った別のライターが、現地のまずい料理を食べたレポートを書いていますよ。(レポート記事:「イギリスでまずい料理を食べたい」)
現地の人ならではの情報を教えてもらえて、とても有意義な時間になりました。
取材仕事はもちろん、一緒に観光してもらうだけでも
―― ロコさんのサービスには、満足していただけましたか?
もちろん。London-Guideさんの通訳があって、本当に助かりました! London-Guideさんの通訳は、今回お支払いした数万円以上の価値があったと思っています。
―― 最後に、西村さん的ロコタビのおすすめポイントがあれば教えてください。
僕が今回行ったような、テレビなどのマスコミ以外のメディアの海外取材には、便利なサービスかと思います。London-Guideさんのおかげで、限られた取材費を抑えられましたし。
また現地のことをよくわかっている人がそばにいることへの心強さを感じました。現地の人ならではの情報は、取材をするうえでかなり有益なものになるかと。ひとりで海外の街歩きをするのも楽しいのですが、一緒に1日観光してもらうだけでも、コンテンツ作りの参考となるネタがたくさん見つかると思います。
<インタビュー・文=クリス(@qris_)>
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