安く泊まって長く滞在したい派のために。NYゲストハウス泊案内
2014年9月25日 ニューヨーク
世界最大級の大都市・ニューヨークは、世界的にも不動産家賃が高いことでも知られており、当然、ホテル代も非常に高く、旅行者にとっても滞在先を選ぶのが悩みのひとつとなっています。
ある程度のクラス以上の施設を選べば、その分いいサービスを受けたり優雅な雰囲気やゴージャスな気分を味わうことはできますが、ここではなるべく安く泊まりたい人や、リピーターやバックパッカーなど少しでも費用を抑えたい方に向けた情報をお届けします。
ゲストハウス、アパートメントホテルって何?
ざっくりいうと、普通のアパートやタウンハウスを旅行者用に貸し出しているものです。通常のホテルと違い、大部屋だったり、また個室であってもシャワーや台所は共同使用であったりと、費用が安く抑えられるぶん、ほとんど自分でこなすので貸別荘泊まりのような感覚です。
リーズナブルとコンフォータブルは両立しないと心得て
「安かろう悪かろう」とまでは言いませんが、費用を安く抑えておきながらホテル泊のような快適さや上質なサービスを期待してはいけませんよ、とまず初めにお断りしておきます。綺麗さや快適さについては人それぞれの感じ方がありますし、感想もそれぞれ異なるものですが、一般的にニューヨークの建物は古いものが多いということをお忘れなく。
また治安についても日本とは絶対に違いますので、上記の理由からトラブルが不安な人は、他の予算を見直すなどして、宿泊費用でないところを節約するようにしましょう。
それでも安いほうがいい。それならゲストハウスや格安ホテルを賢く利用しよう
もっとも安くあげたいなら、ドミトリースタイルのゲストハウスが良いでしょう。一人旅なら、現地での友達がみつかるかも。もちろん、完全個室でバストイレが付いた建物もありますが、基本的には自炊。本格的に調理はしないまでも、共同のキッチンが付いているところが多いので、冷蔵庫に朝食用の食材などを保存したり、電子レンジを借りてちょっとした温めなどに利用できます。基本的なことですが、ゴミの分別など共同生活のルールには気をつけましょう。
ゲストハウスのメリットは、旅先に暮らす気分を味わえるところ
普通のアパートのワンフロアや、一般家屋用の建物を使って運営されている場合が多いので、現地の人が住んでいるのと同じような環境を満喫することができます。そのためホテルに滞在するのとは違って、部屋の広さや雰囲気は一般的レベルなわけですが、それこそが旅の醍醐味とも言えます。
ほとんどの場合、建物の中にスタッフが常駐ということはなく、そのためチェックインの時間が限られていることも。とにかくホテルライクは気にせず、生活感を楽しむくらいがベター。
たとえばこんなところ
Tommy’s House(トミーズハウス)
ハーレム在住の日本人・トミー富田氏が経営。スタッフも日本人で、地下鉄・バスの便も良い立地なのが安心。リピーターも多いのだとか。
Design Dream(デザインドリーム)
ミッドタウンという好立地にあるアパートメントホテル。格安だけどオシャレ。
やっぱりなんだかんだユースホステルも人気
似たような存在ですがユースホステルも安宿の代表。
客室は、だいたい4人から8人までの相部屋(男女は別)。泊まり合わせた人同志で情報交換や交流ができるパブリックスペースや、ランドリー、自炊スペースを備えており、多くの出会いを求めて、様々な国の文化や生活背景を持った若者が集います。
若者限定かと思いきや、家族室のある施設もありそういった場合、部屋単位の利用も可能です。ホテルと言ってもこれも一般的なシティホテルとは違い、洗面用具などの備品やリネン交換の用意はありませんのでご注意を。
YOUTH HOSTEL(ユースホステル)とは、もともとドイツで始まり世界的に広がった活動です。旅を通じ、人種や国籍、宗教などの違いを超えて自由に集い相互理解を深めることが目的です。
West Side YMCA(ウエストサイドYMCA)
出典:http://www.budgetplaces.com/jp/
自分に合う宿、どうやって見つけたらいいの?
昨今、ニューヨークに限らず、アメリカ全土で人気があるのが、Airbnb(エアビーアンドビー)で部屋や家を借りて長期滞在する方法です。これは、世界中の個人の空き部屋をホームステイするように借してもらえる短期旅行向けの宿泊予約サイトで、ニューヨークにもたくさんの素敵な宿が掲載されています。選べるオプションも豊富です。
激安!日本語OK!マンハッタンで1泊5,000円台以下で泊まれるAirbnbの部屋11個
また、現地に住んでいるニューヨーカーに聞いたところ、英語力や土地勘のない日本人は、こちらで部屋借りをしているとの情報が。「安くて部屋も小さいから学生向きかな?」とのこと。
http://www.info-fresh.com/rooms
いかがでしたか?ハプニングすら楽しめるのであれば、さまざまな発見と出会いがありそうな格安宿さがし。すべては自己責任でという覚悟のもと、暮らすように旅することができるこのスタイルはとても魅力的ですし、チャレンジしてみる価値はありそうですね。
関連エリアページ
ニューヨーク一人旅をもっと楽しむためには、ニューヨーク在住日本人(ロコ)に旅の相談をしたり、実際に現地を案内してもらってみては♪
ニューヨーク在住日本人(ロコ)一覧ページ
ニューヨークのQ&A(現地在住者に質問してみよう)