イタリアはローマの必ず訪れたい人気観光スポットランキング
2016年5月20日 ローマ
イタリアは世界の人々の憧れの観光地で一年中世界からの観光客で賑わいます。ローマの町はローマ時代の遺跡からバロック式の建物や美術などが見られる幅の広い歴史ある町ですので何度訪れても新しい発見のある素敵な町といえるでしょう。
今回は多くの観光スポットの中から８つのお勧めのスポットをご紹介いたします。
目次
- サンピエトロ大聖堂（Basilica di San Pietro）（ヴァチカン市国）
- サンタンジェロ城（Castel Sant’Angelo）
- カンポデフィリ（Piazza Campo de’ Fiori）
- ナヴォーナ広場（Piazza Navona）
- パンテオン（Pantheon）
- コロッセオ/フォロロマ－ノ/パラティ－ノの丘（Colosseo/Foro Romano/Palatino）
- トレヴィの泉（Fontana di Trevi）
- スペイン広場（Piazza di Spagna）
1. サンピエトロ大聖堂（Basilica di San Pietro）（ヴァチカン市国）
ローマ市の中に位置しユネスコの世界遺産に登録されているヴァチカン市国は世界一小さい国です。そのヴァチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂はカトリック教会の総本山で世界でも最大級の大きさを誇る教会です。元はサン・ピエトロを祭るために４世紀に創建されたものですが、１５０５年から再建が始まり1626年に現在の大聖堂が完成しました。
ルネッサンス建築様式とバロック建築様式が見られるこの大聖堂では美術館のような貴重な美術品や建築物が多く見られます。
サンピエトロ広場ではベルニ－ニ設計の列柱廊があり、広場内にある２箇所のベルニーニのポイントと呼ばれる場所に立つと４本並んでいる柱がぴったり一本に重なるように見えます。２０１５年１２月８日から２０１６年１１月２０日まで特別聖年で、通常２５年に一度しか開かない“聖なる扉”が現在開いており、世界各国からの信者をはじめ多くの観光客がこの扉をくぐりサンピエトロ大聖堂に入ります。
ローマ教皇は水曜日にサン・ピエトロ広場で一般謁見をされ、日曜日のアンジェラスでは教皇宮殿の窓からお祈りをされますのでご興味のある方は是非参列してみてください。
住所
Piazza San Pietro, 00120 Città del Vaticano
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電話番号
06 6988 3731
開館時間
10/1～3/31 7:00～18:30
4/1～9/30 7：00～19：00
オフィシャルサイト
http://www.vatican.va/various/basiliche/san_pietro/index_it.htm
2. サンタンジェロ城（Castel Sant’Angelo）
サン・ピエトロ大聖堂を後にし、東へ１０分弱歩くとサンタンジェロ城がテヴェレ川沿いに見えてきます。こちらのサンタンジェロ城は元は２世紀にハドリアヌス皇帝が自らの廟として建設させたものですが、後には教皇の住居などとして使われるようになったお城です。
現在は博物館として使われていて、一番上まで上るとローマの町を一望できる場所があったり、一息つくには良いカフェもあります。こちらのカフェのテ－ブルから眺める景色もなかなかのものです。
住所
Lungotevere Castello, 50 – 00193 ROMA
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電話番号
+39 06 6819111
開館時間
月曜～日曜 9.00～19.30 （１/１と１２/２５休館）
チケット売り場は１８：３０まで
オフィシャルサイト
http://castelsantangelo.beniculturali.it
3. カンポデフィリ（Piazza Campo de’ Fiori）
市場が開催されていることで有名なカンポデフィオリはサンタンジェロ城から１０分程度歩いた位置にあります。広場の中心にこの広場で火あぶりの刑で処刑された哲学者、ジョルダーノ ブルーノの銅像があり、日中はこの銅像を囲むように市場のテントが立ち並びます。
市場では日本ではなかなか見かけないお野菜などが陳列されていたり、お土産に良いパスタやスパイス、ハムやチ－ズなども売られています。広場の一角にはパン屋さん、お肉屋さん、ハムやチ－ズの専門店、お花屋さんそしてレストランやカフェなどがあり、市場が終わる２時半から３時を過ぎてもこの広場はいつでも活気があります。
ローマ市民の生活を垣間見るには良い場所ではないでしょうか。
住所
Piazza Campo de’ Fiori,00186 Roma
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オフィシャルサイト
http://www.turismoroma.it/cosa-fare/campo-de%E2%80%99-fiori?
4. ナヴォーナ広場（Piazza Navona）
カンポデフィオリから５分弱のところにあるバローク建築で美しいナヴォーナ広場はローマ時代の陸上競技場、ドミティアヌス競技場の元に造られました。競技場だったことが分かるトラックの形をした広場の周りにはレストランやカフェなどが並び、中には３つの噴水があります。中心にある４つの大河の噴水はベルニ－ニ作でその左右にム－ア人の噴水とネプチューンの噴水があります。
美しいバロック様式の建物に囲まれるこの広場で噴水の水の音を聞きながら休憩するのはとても心地よいものです。
住所
Piazza Navona 00186 Roma
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オフィシャルサイト
http://www.turismoroma.it/cosa-fare/piazza-navona
5. パンテオン（Pantheon）
ナヴォーナ広場から５分弱歩くとローマ建築の中でも原形に近いまま残る、世界遺産に登録されているパンテオンが出てきます。最初の建造は一世紀に始まり、現在見られるパンテオンは２世紀に再建されたものです。半球ドームの形をしたパンテオンはローマの神を祭る神殿でしたが７世紀にはキリスト教の聖堂として使われるようになりました。ドームの真ん中は穴が開いていてそこから入る光がパンテオンの中を照らすのは幻想的な光景です。
パンテオン内ではキリスト教関係の絵画や彫刻の他に、ヴィットリオ エマニュエレ二世のお墓や天使と悪魔の映画にも出てきたラファエロのお墓なども見ることが出来ます。
住所
Piazza della Rotonda, 00186 Roma
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電話番号
+39 347 8205204
開館時間
月曜～土曜 9：00から19：15
日曜 9：00～17：45
祝日 9：00～ 12：45
1/1，5/1,12/25休館
オフィシャルサイト
http://www.pantheonroma.com/en/
6. コロッセオ/フォロロマ－ノ/パラティ－ノの丘（Colosseo/Foro Romano/Palatino）
世界遺産に登録されているコロッセオはグラディエーターで有名な円形闘技場です。ヴェネチア広場から徒歩で１０分ほど、バスに乗ってしまえば５分ほどのところにあります。
ローマ時代、市民に娯楽を与える目的で作られたコロッセオでは剣闘士たちの命がけの戦いや、競技場に水を張り海戦の再現などが無料で見れる場所でした。その他市民には無料で食料が配られたりとロ－マ皇帝の権力を見せることで市民が皇帝を認めるといった相互関係があったようです。ローマ時代と違い現在コロッセオの入場券は有料でフォロロマ－ノとパラティ－ノの丘への入場が一緒になっていて１２ユーロです。
コロッセオに隣接するフォロロマ－ノは政治、経済の中心地でした。フォロロマ－ノを見下ろすパラティ－ノの丘には貴族の邸宅や宮殿が建っていた場所でそれらの遺跡をすぐ目の前で見学ができるのはロ－マならではのものだと思います。
◎チケットを購入の際、コロッセオ内で購入するより、フォロロマ－ノやパラティ－ノの丘のチケット売り場で購入したほうがすいていることが多いです。
◎地下鉄Ｂ線のコロッセオ駅前に手持ちのボトルに無料のお水を給水できる場所があります。
こちらは普通のお水と炭酸水の２種類あり、お好きなほうをご自分で給水することが出来ます。
その横にはUSBを使って無料で携帯電話などを充電できる場所があります。
こういった施設を上手く使って快適な観光を！
住所
Piazza del Colosseo, 1, 00184 Roma
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電話番号
06 3996 7700
営業時間
10月の最終日曜日から2/15まで08：30 – 16：30
2/16から3/15まで08：30 – 17：00
3/16日から3月の最終土曜日まで 08：30 – 17：30
3月の最終日曜日から8/31まで08：30 – 19：15
9/1から9/30まで 08.30 – 19.00
10/1から10月の最終土曜日まで 08：30 – 18：30
最終入館時間は閉館の一時間前まで
1/1、12/25休館
オフィシャルサイト
http://www.coopculture.it/colosseo-e-shop.cfm
7. トレヴィの泉（Fontana di Trevi）
ローマを訪れたらトレヴィの泉にコインを投げたいと思われている方は多いでしょう。この泉は古代のヴィルゴ水道の終点地に建てられ二コラ・サルヴィによる設計で１７６２年に完成しました。バロック式彫刻で華やかにデザインされた泉は日中に来ても、または夜にライトアップされているところに来ても二つの顔を持っていてどちらも実に美しいものです。
一枚コインを投げるとまたロ－マに帰ってこれる、２枚投げると好きな人と一緒になれる、３枚投げると恋人もしくは夫、妻と別れることが出来ると言う言い伝えがあります。
著者のように以前、ローマに来るたびにコインを投げていたらローマに居座るようになってしまうこともあるのでご注意！（笑）
住所
Piazza di Trevi, 00187 Roma
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電話番号
06 0608
オフィシャルサイト
http://www.turismoroma.it/cosa-fare/fontana-di-trevi
8. スペイン広場（Piazza di Spagna）
photo credit: Roma – Piazza di Spagna via photopin (license)
映画、ローマの休日で、オードリー ヘップバーンがジェラ－トを食べているところで有名なスペイン階段や広場は世界中の人々に人気のある観光スポット。この辺りにはハイブランドのお店が立ち並び、観光だけでなくショッピングも楽しめる地域です。
スペイン広場の名前は広場近くにあるスペイン大使館にちなんで名付けられました。フランチェスコ デイ サンクティスにより建築されたバロック式のこの階段はスペイン大使館と階段を上りきるとあるTrinità di Monti教会をつなぐために造られ、1725年に完成しました。
広場中心にある舟の噴水はピエトロ・ベルニ－ニとジャン・ロレンツォ・ベルニーニによって作られたもの。２０１５年の２月にオランダのサッカーファンによってこの噴水にビール瓶などが投げつけられ噴水の一部が損傷すると言う事件がありました。損傷した部分はすでに修復済みですが歴史あるものを長く保つためにも市民や観光客のこういったものへの意識も大事なことかと思います。
映画では階段でオードリー ヘップバーンがジェラ－トを食べていますが、実際あそこでは飲食は禁止ですのでご注意ください。
住所
Piazza di Spagna, 00187 Roma
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電話番号
06 0608
オフィシャルサイト
http://www.turismoroma.it/cosa-fare/piazza-di-spagna
まとめ
今回ご紹介した観光スポット８選はロ－マの旧市街に位置し、どちらもそんなに離れた距離にあるわけではないのでバスを使用したり、歩いて回ったり上手く計画を立てれば短時間で見学できる場所です。
ローマを訪れることがあれば是非、ローマ時代から現代に至るまでの幅広い歴史を楽しんでみてください。
筆者プロフィール
観光名所の多い歴史地区に住んでいますので観光名所と私の私生活は切っても切れない関係です。そんなところで生活をしているロコの私だからこそご提供できる情報を皆さんにお届けしたいと思っています。
