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【私のオトナ留学】アルゼンチンタンゴを踊りに

2018年1月28日 タンゴ留学アルゼンチン

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初めまして!アルゼンチンの首都ブエノス・アイレスのロコ「あかね」です。

私は今、日本のちょうど地球の裏側にあるアルゼンチンでアルゼンチンタンゴの留学をしています。

私がタンゴ留学をしようと決意した時、何が必要か、何を準備して良いか、ブエノスがどんなところなのか。わからないことばかりでした。

一人で色々考えて留学したものの「これしておけば良かった。」「あれ必要だったな。」と思うことばかり。

 

このブログでは、私がタンゴ留学を始めるまでに準備したことや、準備しておくべきだったと思ったことなどを紹介していきたいと思います。

「アルゼンチン」「アルゼンチンタンゴ」というと聞き慣れない方が多いかと思いますが、

アルゼンチンを知らない方には、アルゼンチンの情報を。

アルゼンチンタンゴを勉強したいと思っている人には留学の参考になるような情報を。

ぜひ、お届けできたら嬉しいです。

 

まず、私の自己紹介から。
質問形式で進めていきたいと思います。

自己紹介と今どこで何をしているかを教えてください

 ⑴ 出身地と現在地

出身は、お茶とみかんの街、静岡県の静岡市です。

今は南米アルゼンチン共和国の首都、ブエノス・アイレスにいます。

⑵ 日本にいる時はどんなことをしていましたか?

日本にいる時は、東京で自治体サイトを構築するWebディレクターをしていました。

主に企画書を書いて提案をしたり、お客さんである市町村の担当者の方と

社内のエンジニアの間の調整業務をしていました。

 ⑶ 現在地で何をしていますか?

アルゼンチンタンゴの本場、ブエノス・アイレスでタンゴの勉強と、スペイン語の勉強をしています。

当初1年だったの留学予定を、今は3年に延長し、現在3年目です。

※アルゼンチンタンゴとは?
南米のパリと呼ばれるブエノス・アイレスで1880年頃うまれたと言われる踊り。
男女が抱擁しながら踊り、美しい歩き方と足さばきが特徴的。
タンゴの独特の哀愁漂う音楽に合わせて踊られる。

 

留学先を選択した理由を教えてください。

⑴ 今、留学している場所はどんな場所ですか?

アルゼンチンの首都、ブエノス・アイレスは、日本からちょうど地球の反対側に位置する場所。

季節も時間も日本の真逆にあります。日本が夏ならブエノスは冬。日本が昼間ならブエノスは夜中。

 

日本からブエノスまでは飛行機で33時間ほど。必ずどこかを経由した長い長い旅になります。

 

南米というと、「アマゾン」「未開拓の土地」というイメージを私は持っていましたが、

ブエノスは「南米のパリ」と呼ばれるほど、街の建物はヨーロッパ様式で美しく、

行き交う人々もイタリアやスペインの血を引く白人のヨーロッパ移民の方が多い場所です。

 

⑵  その地に行こうと思ったきっかけはなんでしたか?

2015年8月中旬に2週間のブエノス・アイレスを観光で訪れました。

タンゴの世界大会を観に来た時に、「いつか、ここでタンゴを勉強したいな。」と
夢を描きながら旅行を終えて帰国をしました。

 

当月、日本に帰国して迎えた自分の誕生日に、今後のことを考えながら

「“いつか”っていつ来るのかな?自分で決めないといつかは永遠にこないんじゃないか。

それなら今決めてしまおうかな。」

 

と思ったのがきっかけです。

⑶ 準備までにどのくらいの期間がありましたか?

2週間の旅行から帰国して4ヶ月。

約3ヶ月の準備期間を経て、その年の12月31日には、それまでの仕事も退社をし1年間を予定した

タンゴ留学へ向けてブエノス行きの飛行機に乗っていました。

留学をしてみてどんなことを感じますか?

⑴ 来る前と来た後の違いは何かありますか?

「ブエノスに来れば、きっとマエストロの先生が色々秘伝を教えてくれて、パートナーもすぐに出来て、ハイスピードで上達するんだろうな。」と漠然と思ってました。でも来てみて、そんなこと全然ないなと。(笑)

 

ブエノスにはタンゴを勉強するための留学生やミロンガを楽しむ人が世界中から集ります。

タンゴは男女で踊るので、パートナー探しはここにいる女性の多くが持つ課題です。

先生も様々な教え方があるので、最初は一歩足を踏み出すことから迷いました。

 

ハイスピードで成長どころか、どの先生についたらいいのか、どうやってレッスンを取ればいいのか、

どうやったら自分がこの地で埋もれてしまわないか、とても悩みました。

 

でもそれは「自分がどういう踊りがしたいのか」「どういう過程でタンゴを勉強していけばいいのか」を深く考えるきっかけになったと思います。

 

※マエストロは「巨匠」という意味。男性名詞で女性の場合は「マエストラ」

※ミロンガとは?
アルゼンチンタンゴを愛する人が集まり踊る社交場。タンゴの聖地と呼ばれるブエノス・アイレスでは、毎晩市内でたくさんのミロンガが開催され、世界各地からタンゴファンを集めている。

⑵ 留学中、一番ここが辛かったと思うことは何ですか?

スペイン語も英語も話せなかったことです。

タンゴのレッスンもスペイン語の授業もすべてスペイン語で進みます。

 

わからないことや知りたいことも言葉に出来ない、アルゼンチンにいる犬でもわかるスペイン語がわからない語学レベルの自分の不甲斐なさを感じて何度も悔しくて泣きました。

自分の意見や考えを他人に伝えることが出来ないことは、想定していたよりも遥かに辛く、レッスンの情報1つとっても、情報を把握することに時間と根気がとても必要でした。

 

言葉のわからない全くスペイン語も英語も話せない東洋人の私を、いつもミロンガに誘ってくれたり、練習に誘ってくれたアルゼンチン人の友人達には、今でも本当に感謝をしています。

 

 ⑶ 留学中、一番嬉しかったことは何ですか?

今、タンゴクラスのアシスタントをしています。

その中で生徒さんがタンゴを「楽しい」と言ってくれた時は、本当に嬉しかったです。

タンゴは基礎やルールなども大切ですが、一番大事なのは「楽しむこと」だと思うので、
私が一番大事だと思うことを伝えられたかな?と、すごく嬉しかったです。

今後について

⑴ 今の留学のゴールは何ですか?

「これが私の踊り」という独自のスタンスを見つけることがゴールです。

タンゴは、踊りに生き方が出るとも言われますが、本当にその通りだな。と思うことがよくあります。

これからどういう生き方をしていくのか、私が決めて自分の進む道を明確していくことも「私の踊り」を見つける上でとても大切だと思います。

 ⑵ 将来、どのようにこの経験を生かしたいですか?

今、踊りはもちろん、スペイン語も必死に勉強しています。

 

タンゴは無形文化遺産としてユネスコに登録されています。

ブエノスに来てから、「タンゴは文化なんだなぁ」と感じる場面によく出会います。

 

スペイン語をしっかりと理解して、もっともっと本質を理解した

「ブエノス・アイレスのタンゴ」を日本の皆さんに伝える人になりたいです。

 

これから「アルゼンチンタンゴ」という超ニッチな留学準備について、

私の経験を書いていきたいと思います。

 

今後、海外留学を検討している方の参照に、

もしくはアルゼンチンという国やタンゴを知りたい方に、

そしてアルゼンチンにタンゴ留学をしたいと思う超ニッチな方のお役に立てれば嬉しいです。

 

どうぞ宜しくお願い致します。

 

今後のブログ公開予定

  • 語学 まず、これだけは覚えたいスペイン語5つ
  • 語学 アルゼンチン独特のスペイン語
  • タンゴ 「オトナの留学」失敗と成功
  • タンゴ 春夏秋冬ブエノスのオンタイム
  • 文化 知らないと恥ずかしい?!あなたの国「日本」
  • 手続き こんな時どうする?医療の準備

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