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【ユーザーインタビュー】「魅力はロコの熱量」IT起業家・takejuneさんが話すロコタビの魅力

2019年7月4日 ビジネス利用ユーザーインタビューベルリン

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▲IT起業家:takejuneさん

 

ロコタビは、海外在住日本人(ロコ)が旅のお手伝いをしてくれるサービスです。観光案内や、ビジネス通訳、食事シーンなどのサポートなど、自分のしたいことを自由にロコにお願いできます。

今回ユーザーインタビューしたのは、2012年に株式会社Fablicを設立し、日本初のフリマアプリ「フリル」(現:ラクマ)をリリースしたtakejuneさん。会社売却後の2019年現在、新規事業のリサーチのため海外に足を運んでいる彼に、頻繁にロコタビを利用する理由や、起業家という立場から見るロコタビの魅力をお話いただきました。元記事はこちら

 

目次

1.IT起業家 takejuneさんがロコタビを利用し続ける理由

2.リサーチの成果──想像をはるかに超えたものへ

3.ディープで手触り感のあるリアルな意見や情報につながる

4.ロコタビの一番の魅力はロコの熱量

1.IT起業家 takejuneさんがロコタビを利用し続ける理由

ロコタビは、海外で「実現したいコト」がある日本人に対し、それをかなえるスキルがあるロコ(海外在住日本人)のサポートを提供する、国内唯一の海外マッチングプラットホームです。2019年現在、カバーしている国は171カ国にのぼり、これは世界の国の数193カ国(国連加盟国)の9割近い数になります。

老若男女さまざまなロコがロコタビには登録しています。その数は2019年5月に、45,000人を超えました。現地法人で働いている人、カメラマン、主婦、芸術家、学生、さらに翻訳家など、登録しているロコは多様性に満ちています。

そのため、ビジネスにおける海外リサーチなどで海外へ訪れる法人ユーザーが、現地のネットワークや情報、マーケット情報などを得るために、ロコにサポートをお願いする利用事例も年々増えてきました。

そんな中、今回お話をお伺いしたのは、2012年に株式会社Fablicを設立し、日本初のフリマアプリ「フリル」(現:ラクマ)をリリースしたtakejuneさん。会社を売却し、新規事業にいそしんでいる現在、海外ではすでにユーザーを獲得し始めているものの、日本では類似のサービスがローンチされていない事業領域があると言います。その過程で行っている海外リサーチで、ロコタビを何度もご利用いただいています。

インターネット領域を中心として活躍し続けているtakejuneさんにお話しいただいた「ロコタビ」の価値は、ユーザー視点を超えた内容となり、意義の大きいものとなっています。

 

2.リサーチの成果──想像をはるかに超えたものへ

▲海外でのヒアリングの成果について話すtakejuneさん

海外で先行しているサービスについての調査のため、実際に現地で利用しているユーザーにヒアリングを実施したいと考えていたtakejuneさん。しかし、ご自身のツテをたどってもなかなか難しく、頭を悩ましていました。

そんな中、ダメ元でロコタビを利用し、サービスについて知っている人がいるか、現地に住むロコに*公開QAを使って尋ねてみました。お試し半分で聞いてみただけなのに、予想を超える回答率があり、その情報密度の濃さに驚いたと話します。 *公開QA=同じエリアのロコに質問を一斉に投げることができる無料機能。

takejune氏

takejune氏

ロコの方々の回答は、バラエティ豊富なだけでなく、充実した内容のものばかりでとにかく圧倒されました。『使っている人はいますか?もし使っていたら、どう利用しているかを教えて欲しい』という内容の質問をしたところ、半日で 10件以上の回答があり、実際にリサーチしたいサービスを利用している人に加えて、『友人が使っている』、『似たようなサービスを使っている』などの情報もあり、親身な回答で溢れました。

豊富な情報量もさることながら、皆さんがとても暖かくサポーティブな姿勢で回答をしてくださったことに、素直にとても嬉しい感覚を覚えました。はじめは、1、2件返信が来れば良いかなと考えていたのですが、蓋を開ければ、ロコに加えてその知人の方など、何人ものインタビューの実施がかなったんです。

公開QA後、実際に回答してくれた現地のロコへヒアリングを依頼することで、10人程にインタビューすることが可能になったtakejuneさん。現地では、ふたつの大きな成果があったと言います。

takejune氏

takejune氏

インタビューの成果はすごくありました。ひとつ目は、現地に住む日本人であるロコに直接話を聞けたことです。ロコは海外に長く住んでいる方が多かったので、ある種の移民的観点から、実際にそのサービスを利用しての感想に加え、国の文化的な背景を聞くなど周辺事情まで含めて情報を得ることができました。

ふたつ目は、ロコの知人であるローカルの外国人の話を、ロコの通訳を介して聞けたことです。本当に驚いたんですが、リサーチしたいサービスの中の人にもつないでいただくことができたんです。

おかげで、ユーザー視点のヒアリングだけでなく、運営側の内部事情までリサーチすることがかないました。ロコの方のボルダリング友達だったということで、本当にどんなことにつながるかわからないものだなぁと思いました(笑)

 

 

3.ディープで手触り感のあるリアルな意見や情報につながる

▲takejuneさんが実際に訪れたベルリンの中央駅

海外でのヒアリングを通して多くの成果を持ち帰ることができたtakejuneさん。そんな彼は、自分たちの自由な形で依頼をできることがマーケットリサーチでロコタビを利用する利点だと話します。

takejune氏

takejune氏

海外でリサーチをする場合、ロコタビを使うとオーダーメイドでリクエストできるんです。僕自身、直接ヒアリングのお願いから、通訳の依頼、人の紹介に加え、『ご飯を食べながらお話ししませんか?』といったことまで、型にはまらずにロコとコミュニケーションをしながら決めることができました。結果的に、ほかで探してもできないようなことがロコタビではできてしまうんです。ここがロコタビならではの醍醐味だと思います。

初めてロコタビを利用をして以降、何度も利用している最大の理由は、ロコタビがなければつながることができなかった人々と出会うことができるからだと話します。

takejune氏

takejune氏

今回の私のようにロコタビを利用する人にとって、最大の魅力は『ロコタビがなければつながることができなかった現地のコミュニティと、近い距離感で会えること』だと感じています。ヒアリング対象者や、現地企業へのアポイントメントは自力で実現できる可能性もなくはないです。

しかし、私自身はインタビューの依頼を直接連絡してみたり、知り合いに紹介してもらおうと試みたりしても、大きな成果はありませんでした。仮にそれでつながることができても、どうしてもビジネスライクな関係性からスタートするしかありません。一方で、今回のようにロコの紹介で会うことで、距離感が近く感じることができるんです。実際に、ヒアリングした人の中には、意気投合し友達になった方々もいます。

この要因は、私が依頼したロコの人たちが、ビジネスライクではなく人間対人間のコミュニケーションを大切にしている人だったことです。ロコタビでは依頼料を支払ってはいますが、それ以上にロコの人たちは人としてのホスピタリティを持ってコミュニケーションを取ってくれました。

結果的に、そういった対応は依頼したヒアリングでも表面的な情報というより、ディープで手触り感のあるリアルな意見や事情を得られることにつながったと思います。

良好な関係で現地の人と話が進められるのは、ロコが現地で暮らす過程で培ってきた人々からの信頼があるおかげです。そんな彼らの信頼や知識を借りることで、新しいつながりや発見につながっていくことはロコタビとしても非常に嬉しいことです。

 

4.ロコタビの一番の魅力はロコの熱量

日本初のフリマアプリ「フリル」を世に生み出し、現在も新しいビジネスの開拓を続けるtakejuneさん。最後は、ユーザー視点ではなく、IT業界で走り続ける彼から見た「ロコタビ」というWebサービスの魅力について語ってくれました。

takejune氏

takejune氏

ロコタビの一番の魅力はロコの方々の熱量だと思っています。公開 QAで想定以上のボリュームの返答があったことや、現地で親身な対応をしてくれたことからその熱量の高さを感じます。ロコタビの満足度が高いのは、そういったロコの熱量が源泉になっているんじゃないでしょうか。

まさに、ロコタビはロコの方々の熱量によって成り立っています。各国に点在する日本人であるロコがエネルギッシュだからこそ、現地に訪れる日本人にとって新しい海外体験が生まれているのかもしれません。takejuneさんは熱量が高い要因のひとつに、サイトの設計があると話します。

takejune氏

takejune氏

ロコの熱量が高い理由のひとつに、『ロコの方たちに悪い体験をさせない』という気配りが施されているロコタビならではのサイトの設計があると思います。たとえば、ロコとユーザーのコミュニケーションが機械的になることを防ぐため、メッセージのやりとりが前提になっています。既存の ITの潮流ではサービスのカテゴリーが整然と並んで、ボタンを押すと簡単に進んでいける設計が多いです。

一方、ロコタビでは人と人がコミュニケーションを取ることを前提として設計されているんです。なので、20通ほどロコと事前にやりとりをして、最初は『なんでこんなに面倒なんだろう』と感じました。

しかし、終わってみればそれが良い体験につながっていることに気付きました。ロコに単なるお金稼ぎではなく、人助けの精神が見られるのもこういった設計と関係しているのかなと感じます。

takejuneさんのおっしゃる通り、ロコタビではロコとユーザーがコミュニケーションを重ねることを非常に大切にしています。一見面倒くさそうに感じるその過程は、ロコとの信頼関係や、現地での安心感、思わぬ体験への糸口につながっていきます。

今回のtakejuneさんのお話では、ひとりのビジネスパーソンユーザーとしての視点だけでなく、IT起業家としての立場からもロコタビについてお話していただき、非常に気付きの多い内容でした。今後も、takejuneさんのように世界で活躍する人が、ロコタビを通じて世界中のロコや思わぬ情報と遭遇していくことが楽しみです。

 


 

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