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海外でも一人じゃない! ロコと一緒にロシアビザ奮闘記

2017年7月25日 ロコタビ利用体験現地案内・送迎・相談などロシア

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ロコタビは海外在住日本人が活躍する場所を提供する、日本人のための海外プラットフォームになります。

今回は、世界中のローカル地域を深く旅する「グローカルトラベル」を信条に、旅する大学生バックパッカー兼フリーライターのKoheiさん。ロシアを目的地とし、現地のロコと内容を詰め、いざロシアへ!と思いきや、渡航前に大問題が発生…!その一部始終と、ロコタビの利用の流れを記事にしていただきましたので、ぜひご一読ください!


<Koheiさんのプロフィール>

グローバル(世界中)のローカル(地元地域)を深く旅する「グローカルトラベル」を信条に、観光地だけではないディープスポットも旅する大学生バックパッカー兼フリーライター。アラビア語と中国語を勉強中。最近はヒッチハイクで日本各地の田舎を旅することにハマっている。


 

「そうだ、ロシアに行こう」

大学3年生の私は現在、留学×世界一周の旅をしています。2016年7月頃に日本を出発し、中米グアテマラ・キューバ・メキシコと旅してきました。アメリカでの留学が終了するところで、次の行き先として、ロシアへ行くことを考え始めました。

私がロシアへ行こうと思ったきっかけは、旅の途中に行った1年間のアメリカ留学。留学中に「アメリカが世界で一番の国」と信じて疑わないアメリカ人の友達に多く出会いました。そんな彼らの存在が反面教師となって、それまで「海外=欧米先進国」といった小さな世界観しか持てていなかった私は、「世界は、アメリカとヨーロッパだけじゃない」と気づかされたのです。

知っているようで実はよく知らない、馴染みの薄い国へ行きたい。そんなふうに考えるようになった私が次なる目的地として選んだのが、ロシアだったのです。

教科書やテレビが教えてくれないことを、自分の目で見に行きたい。「そうだ、ロシアに行こう」と得体の知れない使命感に駆られ、ロシア行きを決めました。

しかし、留学を通して英語には自信がついたものの、ロシア語の知識はゼロ。
普段から「深くローカルに旅することでしか、その国の本当の表情は分からない」と考える私は、ラテンアメリカを旅する前にはスペイン語を勉強し、中東を旅する時にはアラビア語を勉強する、というように、訪れる前には必ず現地語の簡単な読み書きができるようにしていました。

スペイン語を勉強したおかげでキューバ人達と仲良くなれました

しかし、今回のロシア行きの事前準備は皆無。「このままではロシアのよそ行き顏しか見ることができない。さて、どうしたものか」と困っていた時に出会ったのが、現地のロコに旅のサポートをしてもらえるサービス『ロコタビ』でした。

 

ロシア在住ロコに依頼・相談

ロコタビのサイトを利用して、ロシア語が一切話せない私を現地でリードしてくれるような、語学が堪能かつ現地のローカル情報にも詳しいロコを探しました。

そして見つけたのが、モスクワ在住歴14年、現在はフリーランスでロシア語の通訳&翻訳をされているという武田マルガリータさん。

サイト内ではロコに旅程の相談をしたりと、直接やりとりが可能なため、簡単に当日のプランなどを話し合うことができます。

私が今回依頼したのは、武田マルガリータさんの「モスクワ現地アテンド通訳サービス<1日コース>」。ロシア語が堪能で現地滞在歴の長い武田マルガリータさんと一緒に、ロシアの表と裏の顔をしっかり見てこようという目的です。

ロコとの実際のやりとりの一部

 

やりとりを始めると、早速タクシーをチャーターして夜のモスクワを余すところなく堪能するというプランを提案してくださいました。タクシーの中で、ロシア人の屈強な運転手と言葉も話せない私一人では何かと不安ですが、ロシア語の堪能な武田マルガリータさんと一緒なら勇気100倍です。

私はロシア語が一切分からないにもかかわらず、経験豊富なロコと一緒だと考えるだけで、ロシア旅行のイメージがどんどんと膨らみどこへでも行けるような気になっていました(虎の威を借る狐とはまさにこのこと!)。

問題発生! ビザが発行できない!?

武田マルガリータさんとやりとりしながら当日のプランと旅全体の予定を作成し、頭はもう完全にロシアモード。しかし、日本国民がロシアへ入国する際には、入国目的や滞在期間の長短に関係なく、各人に対応する種類のロシアビザが必ず必要となります。

はやる気持ちを抑えつつ、観光に必要なロシアビザを取得するため、ニューヨークにあるロシアビザセンターへと向かいました。(この点、東南アジアやヨーロッパと比べると、ロシアはまだまだ「観光しづらい国」であると言えます)

日本国民が日本でロシアビザを申請するのと、海外で申請するのとでは、必要書類や料金が異なります。今回はアメリカでロシアビザを申請するため、事前に確認した「ロシアビザセンター公式HP」(http://www.ils-usa.com/ )の指示に従い、アメリカでの滞在許可証(留学用に取得したJ-1ビザ。アメリカ観光ビザESTAではない)を持参しました。

ニューヨークのウォール街に位置するロシアビザセンターは非常に小さなオフィスで、私が到着した時は3つしかない窓口に10人以上が殺到しているという状態でした。

ようやく自分の番になり、窓口でパスポートと申請書類を提出し、ビザ料金も用意して待っていると、突然、窓口のロシア人女性の顔が曇りました。そして告げられたのは、

“We can’t accept your VISA application.”

入念に下調べを行い、ビザ以外のロシア旅行に必要なものは全て用意していた私は、思わず「WHY!?」と、声が出てしまいました。予想外の出来事に驚きつつも冷静に質問すると「アメリカ滞在ビザ期間の範囲外の旅行には、ビザを発行できない」とのこと。つまり、私にはロシアビザを発給できないということでした。

そんな記載、ロシアビザセンター公式Webサイトにはどこにも記載されていなかったのに……。でも、何度言っても返答は変わりませんでした。

ロシアビザがないと、観光どころかロシアに入国することすらできません。困った私はホテルに戻り、ロコに相談することに。

ロコとのやりとりの一部・画像

海外でのロシアビザ申請に関する詳細な説明に加え、ロシア語で書かれたビザ発給要件に関するロシア連邦政府の文面まで添付してくださいました。書面通りの条件ならば私はビザ申請の資格を満たしていることがわかり、非常に心強く、安心しました。

ロコの的確な説明を受け、ロシア政府発行の文面と共に、次こそはという気持ちで後日再びロシアビザセンターへと向かいました。しかし、またしても答えは「No」。窓口で書類と共に何度粘り強く説明してもダメでした。ありとあらゆる手を試しましたが、今回、ロシア入国管理局の鉄壁の扉は開かなかったのです……。

##雨の日も晴れの日も、ロコと一緒なら大丈夫

胸を高鳴らしながら計画したモスクワ観光プランも、ロシアに入国できなければ、絵に描いた餅。私は非常に落ち込んだ気持ちで、ロコにビザ不発給の結果を連絡しました。

すると、忙しい中貴重な時間を使って作成してくださったプランが台無しになったのにも関わらず、

「今回は残念でしたが、またぜひロシアへお越しください。お待ちしておりますよ。日本帰国まで楽しい旅を!」

と優しく私の前途を祈ってくださいました。うぅぅ、武田マルガリータさぁん!!!(泣)

旅のプラン作成から困った時のサポートまで、非常に親身になってサポートしてもらったロコタビ。今回私はサービスを利用することはできませんでしたが、とても大満足でした。

ロシア以外でも、「情報の少ない国」「観光ハードルの高い国」などでロコタビのシステムは大いに力になってくれるはず。今回は残念ながらロシアへ行くことは叶いませんでしたが、近いうちに必ずリベンジを果たすつもりです。その時こそは武田マルガリータさんと一緒に、今回つくった最高の観光プランを満喫してきたいと思います!


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