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【私のオトナ留学】春夏秋冬ブエノスの一年

2018年4月13日 タンゴ留学アルゼンチン

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こんにちは。

南米、アルゼンチン共和国の首都ブエノス・アイレスでタンゴを勉強しながら
タンゴダンサーとして活動しているあかねです。

「私のオトナ留学」今回は、春夏秋冬ブエノスの一年をご紹介します。

ブエノスアイレスは、日本から見てちょうど地球の反対側。
季節は真逆になります。

ブエノス・アイレスの1年

春(9月〜11月)

街中に紫色のハカランダという話が咲き始めたら、ブエノスアイレスは春が訪れます。
日本の桜のような感覚で、ハカランダが咲くことをみんな楽しみにしています。

日中の春の日差しは強く、紫外線対策は必要ですが日本のように日焼け防止の黒い手袋など
使用している人は見かけません。
というのは、夏に向けてみんなせっせと日焼けをするからです。

アルゼンチンでは、夏に日焼けをしていない人は
「休暇を取れなかった可哀想な人」という印象を与えるため、みんな公園や家の屋上などで
日光浴をしながら小麦色の肌で夏の準備をします。

ブエノスのミロンガというと、ちょうど閑散期に入り観光客が減るため
市内の有名ミロンガもこの時期は清々して踊りやすいほど人がいません。

夏(12月〜2月)

ハカランダの花が終わると夏がやってきます。

12月に入るとバカンス時期になり、
海外に遠征に出ていたダンサー達は帰国し実家でゆっくりすると同時に、
ブエノスで一年頑張った人は海のある地域に出かけて行きます。
ウルグアイのプンタ・デ・エステやブエノスから車で2時間ほどのラ・プラタと海辺に出掛けて行きます。

夏のブエノスのミロンガは、世界中から帰国したタンゴダンサー達が
ワークショップを開いたり、ショーを行なったり、世界中から集まるタンゴファンを喜ばせてくれます。

この時期だけというわけではないですが、一年中飲まれている
アルゼンチンのソールドリンクのマテ茶も夏の暑い時期は
氷とオレンジジュースを入れた「テレレ」という飲み方で飲まれることもあります。

秋(3月〜5月)

市内にハカランダと同じように咲く、ボラッチョの花(酔っ払いの木)が咲き乱れて
終わる頃には秋が訪れます。

急に寒くなったり、真夏のような暑い日になったりしますので
この時期のお出かけは気温の変化とにらめっこの時期です。

ミロンガは5月のメトロポリターノ(ブエノスアイレス市で開催されるタンゴの大会)に合わせて
世界各地からダンサーが集まります。

メトロポリターノは、市内に住んでいなくても無料で参加が可能。
カテゴリは、外国人枠の「ミロンゲーロムンド」になります。

このメトロポリターノの大会で「アルゼンチン人枠」のカテゴリ「タンゴ」で
優勝したカップルは8月に行われるアルゼンチン世界大会のシード権を獲得します。

冬(6月〜8月)

6月からは本格的な冬の到来。
ブエノスでは、めったに雪は降りません。
タンゴの歌詞にも出てきますが、ミロンガ帰りの明け方、
ブエノスアイレスの「夜の霧」を見れるのもこの時期です。

メトロポリターノが終わると、ブエノスのミロンガは閑散期に入ります。
コンペティションが様々なミロンガで開催され、8月の世界大会に合わせて
市内のミロンゲーロやタンゲーロは調整時期に入ります。

8月になると、タンゴ愛好家が世界中から集まる「アルゼンチンタンゴ世界選手権」が開催され、
一ヶ月弱のタンゴフェスティバルが行われます。
毎年、約500組のカップルがこのタンゴ世界選手権に参加しています。

実はタンゴはマイナーダンス?

私も含め、タンゴ愛好家にはこの8月は一年の中で一番盛り上がる時期ではありますが、
実はアルゼンチン人でもタンゴを踊る人はごくわずか。

アルゼンチンには、たくさんの踊りがあり、サルサやズンバ、フォルクローレやロック、
ディスコも人気なので、タンゴ愛好家以外はさほど盛り上がってはいません。

ただ、市内の観光もタンゴ押しではありますので、タンゴを踊らない人でも
観光で訪れてもタンゴを楽しんで頂けます!

無料でタンゴのマエストロ(巨匠)のレッスンが受けれるこの時期。
ぜひブエノスアイレスを訪れてみてください!

 

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