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【ユーザーインタビュー】高校3年生の娘に「今世界で一番気になる国エストニアを見せたかった」母の想いを伝える家族旅行

2017年8月21日 ユーザーインタビューヨーロッパ

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ロコタビは海外在住日本人が活躍する場所を提供する、日本人のための海外プラットフォームになります。

2つの会社を経営し世界各国と仕事をするスーパーウーマンでありながら、母親として娘への愛情に溢れる奧田さん。高校卒業を控える大切な時期だからこそ「今自分が一番気になる国、エストニアを娘に見せたい!」との想いから、エストニアのタリンへ家族旅行に行かれました。なぜ今エストニアなのか、エストニアで起業が盛んな理由、ロコタビを使うメリットについてお話をお伺いました。

 

利用都市:タリン(エストニア)

利用目的:娘さんとエストニアの大学視察

課題:忙しい中、現地の大学と直接やりとりをして視察日を決めたり情報を集めるのは大変だった

依頼概要:タリン大学とタリン工科大学の視察および入学規定等の情報収集

 

今回のご旅行について教えてください

エストニアに行かれたのは今回が初めてですか?

いいえ。エストニアへ行くのは今年2回目でした。前回は仕事でしたが、今回は仕事+家族旅行です。高校3年生の娘がおりまして、彼女にエストニアを見せたいと思いました。

2回目だったのですね。

そうです。前回は神戸市の視察団を連れて電子政府の観点から視察に行きました。実は今、神戸市で500 KOBE ACCELERATORというスタートアップ・プログラムをやっていて私はその運営統括をしているんです。

そうなんですね。どうしてお嬢さんにエストニアを見せたいと思ったのですか?

私が今世界中で一番気になる国がエストニアなんです。娘は今高3なので進路を決める時期にいるんですが、今年に入ってから「みんなと同じ歩み方をしないで、なりたいものをいくつか探した後に大学進学をしたい」と言い出したんです。「なぜ高3になったらすぐに受験して大学に入らないといけないんだろう」と。海外ではギャップイヤーが当たり前にありますが、日本では学校からも塾からも「進路先を書きなさい」と紙を渡される。そういう意味でも、今回は親がギャップイヤーの最初の一歩を教える旅という感じですかね。

進路について可能性を広げてあげたいと。

そうですね。仕事でスタートアップのメンタリングをしている時は「やりたいことがあるなら学生時代に起業するのもあり」とか言っていますが、親の立場となると色々な感情が出てきますよね(笑)「この成績ならこの大学に行けるのに・・」といった母親としての素直な想いというか支配というか(笑)そういうのを断ち切る旅でした。進路は娘が決めればいいと思っていますが、母親として最後にひとつだけ見せたい国があると言ってエストニアに連れて行きました。「ママとしてはタリン工科大学も含め、海外の大学に行って欲しいと思っていたよ」という母親として最後のワガママを見せて、支配とお別れする儀式ですね。私にとっては「親卒業」の旅であり、娘にとっては「ここから先は自分で決める」という、お互いにとってものすごく意味がある旅になりました。

何日間のご旅行でしたか?

エストニアのタリンが3日間、フィンランドのヘルシンキが2日間です。

今回ロコに依頼した内容を教えてください。

タリン大学とタリン工科大学の視察および入学規定等の情報収集ですね。自分で言うのもあれですけど忙しい生活をしているので、時間が限られている中で大学と直接やりとりをして視察日を決めたり情報を集めるのは大変だな、と。それであれば現地の人にお願いした方がいいなと思って依頼しました。

タリン大学・タリン工科大学はいかがでしたか?

タリン大学は映像やクリエイター向けの大学だったので、私達はサラッと見た程度だったんですが、タリン工科大学は凄くいいなと思いました。エストニアはスタートアップ熱が高くて、特に工学系、ITから起業するケースが多いんです。エストニアの初任給は1,200ユーロくらいらしいんですが、工学系であればその3,4倍だそうです。それでも半分以上の人は大企業に就職せずにまずは起業にチャレンジする、あるいはベンチャーを志向するそうです。タリン工科大学の近くにインキュベーションがあって、そこで起業したい人に部屋を無償または低価格で貸してくれて、ある程度の収益が出るまではオフィスとして使うことができるといった環境も大きいのだと思います。

すごいですね!日本だとそういう環境ってあまり無いですよね。

日本の大学見学に行っていきなり「ここが学食ですよ」って見せる大学って無いと思うんですけど、タリン工科大学では「ここがカフェです。ここもカフェです。ここはイベントスペースです。」という風に、大学を見せる時に「みんなが集まる場所」を見せるんですね。「ここのカフェではこんな集まりがあって、このイベントスペースではスタートアップのピッチイベントをやっています」という感じで。大学というのは学ぶ場でもあるけれども、みんなが自分のやりたいことを見つ出す場所みたいな空気がありました。

フィンランドはご自身で回られたんですか?

そうですね。フィンランドはSLUSHというスタートアップのイベントの時に来た事があり、今年も行く予定でいますが11月の寒い時期なんです。今回は夏のフィンランドを自分も見たいし娘にも見せたいということで行きました。

ロコタビのサービスについて教えてください

ロコタビを利用したのは初めてですか?

はい、今回が初めてです。

利用しようと思ったきっかけ・経緯を教えてください。

今回の旅行は「タリン大学とタリン工科大学を見たい」という明確な目的がありました。現地で既に視察した人がいるのではないか?と思い調べたところYOKOさんのブログにたどり着きました。ブログから直接依頼することも出来るようでしたが、会った事もない人といきなり金銭のやりとりをするのは怖いなと思っていたところ、同じ方にロコタビ経由で依頼が出来ると分かったので利用しました。

ロコついて教えてください



YOKOさんに依頼された理由は?

渡航1ヶ月前くらいからお願いできる人を探し始めましたが、エストニアから情報を発信しているブログの中で一番中身があって、タリン大学の内容もあったからですね。 1回行っているならすぐに手配も出来るだろうなと思いました。あとはエストニアのタリンは日本人も少ないのでロコタビでは彼女くらいしかいなかったというのもありますが。

どんなロコさんでしたか?

海外の生活にとても慣れているような女性で、淡々としていましたね。いつでも海外にチャンスがあれば渡り歩いて行きたいなという感じの方でしたね。

実際にアテンドしてもらっていかがでしたか?

すごく熱心にやって頂きました。私達は英語が出来ない訳ではないので、現場の通訳よりは、最初のアレンジとアテンドの部分が一番助かりました。アレンジから自分でやるとなると時間がかかるので、大学側とやりとりして頂いたのは本当に助かりました。感謝しています。

今後について教えてください

またロコタビを利用したいと思いますか?

多分すると思います。シリコンバレーによく行っているんですが、知人だと相手の手間をかけてしまうし、不慣れなことだと頼みにくいこともあるので。もし次ロコに依頼するとしたら「見せたいものがある」「見せたい場所がある」という方に依頼したいと思いますね。

ロコタビを使うメリットを教えてください。

自分の時間を節約できることです。自分でも情報収集は出来ますが時間がかかるし、Web上に氾濫する情報の中でどれを信じるか判断する手間もありますし。あとはロコが日本人ということですね。日本人故のコミュニケーションの仕方であったり信頼感というがありますよね。

ロコタビの利用を検討している方に一言お願いします。

目的がはっきりしている人は一回探ってみるといいですよ。クルージングがしたいとか普通の観光がしたいのであれば現地ツアーに申し込めば良いですけど、現地のエンターテイメント、例えばオペラやコンサートの情報は日本ではあまり手に入らないのでそういう使い方もいいと思います。

[取材・編集:三谷めぐみ]

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