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【私のオトナ留学】ブエノス・アイレスのお金事情

2018年3月6日 タンゴ留学アルゼンチン

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こんにちは。

南米、アルゼンチン共和国の首都ブエノス・アイレスでタンゴを勉強しながら
タンゴダンサーとして活動しているあかねです。

「私のオトナ留学」今回は、アルゼンチンのお金事情についてご紹介します。

アルゼンチンの通貨

アルゼンチンの通貨は、アルゼンチンペソです。
アルゼンチン国内での両替は、日本円をペソに変更することは出来ません。
アメリカドルを持ってきてそのドルを両替所や両替商の人と両替します。
両替が可能な場所は、ブエノスアイレスだと

  • 空港(公定レート)
  • 銀行(公定レート)
  • フロリダ通りの両替所(ほぼ非公定)
  • 両替商のおじさん(非公定)

※公定は政府が認めている両替所であり、非公定は政府が認めていない闇の両替所。

銀行と闇の両替商

2016年の初めまでは、レートが2種類あり、銀行で替えた場合公認の金額と両替商(非公定)と
レート金額が大きく違う状態でした。
今は大統領が変わり、銀行で替えた場合も両替商で替えた場合もそんなに変わらないとのこと。
しかし、今でも銀行は待ち時間が長いので両替に行く人は街中で替える人がほとんどです。

両替商での両替の仕方

フロリダ通りという場所は、ブエノスアイレスの市街中心部にある通りの名前。
道をあるくと「カンビオ!カンビオ!(両替!両替!)」と声をかけてくる人がいます。
その人に今日はいくらで変えてくれるかを聞いて、そのレートに納得できれば両替するという形です。

ただ、こちらの両替所は非公定になりますので偽札を渡されたり、枚数が違ったりする場合もあります。
両替商を選ぶ目も大切ですし、心配な場合は誰か在住日本人のツテを使う方法が一番安全です。

その他の観光地にもまれに両替商があったり、道に座っているおじさんが両替をしてくれたりもします。

紙幣の汚れ

アルゼンチンペソは非常に汚いです。例えば、破れていたりテープでベタベタに貼り付けてあったり。

もし、お釣りや両替などであまりにも汚い紙幣をもらった場合は、その場で「変えてください。」とお願いするのがベター。自分がその紙幣を使う時に使えない場合があります。

偽札は巧妙に作られていてわからない場合もありますが、汚れた紙幣はその場であれば
だいたい取り替えてくれます。

ATM

ブエノスアイレスに銀行は数ありますが、お金を引き出せない場合もあります。
ATMにお金が入ってなかったり、手続き上引き出せなかったり様々です。

また、引き出せた場合でも1日の引き出しできる上限金額が決まっています。

旅慣れた人は、クレジットカードで現金を引き出そうとされる方もいますが、出来ない場合もあります。
ある程度はドルを持参した方が懸命です。

クレジットカードについて

ブエノスでもクレジットカードとデビットカードは使うことができます。
その際、パスポート番号を聞かれることもありますのでサインと共に書けるように準備しておきましょう。

ブエノスアイレスの物価について

レートの変化

2016年1月、私がブエノスアイレスに到着した時は1ドル12ペソでした。
2018年1月、今は1ドルが19ペソです。
2016年にマクリ大統領に政権を交代してから、長年抱えている財政赤字の立て直しのため大規模な改革を行っています。
レートの公認、非公認の統一もその一つですが、その影響によってペソの価値が下がっていくことや、公共の料金の値上げによってブエノスアイレスは日々物価が上がっていきます。

 

公共料金の変化

2016年の4月1日には新政府になって4ヶ月で大規模な公共料金の値上げがありました。
ガス代 300%増
水道代 375%増
電気代 500%-600%増
電話代 186%増

バス料金が3.5ペソから6ペソ
電車料金が2ペソから5ペソ
地下鉄が5ペソから7.5ペソ

つまりはいきなり、すべての公共料金が恐ろしく値上がりました。

2018年も引き続き公共の交通機関が少しづつ値上がっています。
日本では考えられない物価の値上げによって、貧困層が増え続けています。

もちろん、市民はデモを行うなど政府のやり方に自分達の生活を重ねて抗議を行います。
しかし、アルゼンチン政府の財政赤字の状態を思うと様々な値上げも、外国人の私にとっては何も言えないなぁ、と思うばかりです。

 

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